研究科概要


経営・流通学研究科経営・流通専攻 博士前期・後期課程 研究目的と特色

2006年4月、経営・流通学研究科は、修士課程を博士前期課程に変更するとともに、
新しく博士後期課程を新設し、より充実した高度専門教育を行う環境を整えました。
経営学科と商学科(2011年4月、流通学科より名称変更予定)の研究教育の成果を
基礎として、 より高度な問題解決能力と経営システムの構築能力を身につけ、
変動の激しい世界市場で活躍できる企業人の育成を目標としています。
それゆえ、大学院に学ぶ者に質の高い研究能力を修得させ、
新しい未来を切り開く機会を与えていきます。
現在、産業経済社会は、高密度なネットワーク社会へと移行しています。
このような社会では、世界の競争市場の中で、産業の技術的進歩とグローバル化に対処し、
新しいリーディング産業を創造しうる人材への需要が高まってきます。
また、今日の日本経済は、マクロとミクロの両面において、中長期的な構造的諸問題に直面しています。
すなわち、社会資本の充実、生産拠点の海外移転による産業空洞化の抑止、
さまざまな競争制限的規制の廃止(規制緩和)、
来るべき世紀でのリーディング産業の創造など、解決すべき多くの緊急課題を抱えています。
そして、高度な情報ネットワークシステムからなる経済ネットワーク社会の到来は、
経済社会に新しいパラダイムへの転換を求めております。
本大学院では、この産業経済社会の変化に対応し、
国際的・中長期的な視野とシステム思考に立って、経営革新と流通革新の担い手として、
専門的な職業能力と高度な経営能力を備えた、創造力豊かな企業人の育成をめざします。